About Rosa Setigera
「よしの鈴バラ」の歴史は 昭和三十九年頃、吉野喜雄さんが 友人から見慣れないバラの幼木を貰い 自宅の庭に植えたことに端を発する。 昭和五十二年に深川市の特産品指定。 同年には十万本という苗木が出荷され 翌年「深川市特産バラ組合」が設立。 昭和六十三年には商標登録されました。 作付け戸数も順調に増え続け 取組み産地として確立されました。 しかし近年は、高齢化による離農や 新規生産者の減少などにより 生産者は十戸にまで減り、 減少の一途をたどっています。
秋を感じさせる実ものとして、 生け花やフラワーアレンジメント の業界をはじめ、オフィスや イベント会場のディスプレイ、 短く切ってブーケにするなど、 用途は多様化されています。 野バラの実よりも大きく、 存在感があるのが特徴です。
鈴バラは和洋スタイルを問わず、 店舗ディスプレイや空間アレンジ など様々な場面でその魅力を発揮。 その大きな枝ぶりや赤い実で お客様に季節を感じていただき、 入店時のお店の第一印象に残る、 華やかで豊かな空間を演出します。 ホテルエントランスや飲食店など、 その利用例は多岐に渡ります。
よしの鈴バラ（ローズ・セテゲラ）とは バラ科の落葉低木であり、六月下旬には 濃桃色の可愛らしい桜よりやや大きい花を 開花させます。落花後はグミ様の実をつけ、 お盆が過ぎた後の初秋に気温が低下してくると、 大きな実は、鮮やかな赤色に色づいてきます。 まさに「秋」の訪れを知らせるようです。 ちなみに実は食べられませんのであしからず。
「よしの鈴バラ」というものは、 全国的にも生産者がけして多くはありません。 だからこそ、「深川よしの鈴バラ」は 守ろう、残そう、と意識をしなければ、 知らぬ間に失われてしまうかもしれません。 だからわたしたち「せがわ農園」は、 生産者が減少の一途をたどるなか、 その美しさの伝承に力を注いでいるのです。
Location&Arrangement
Location
Arrangement
arrangement & location by Jaz flower shop location by stem / arrangement by atelier Jam photographer by Hajime Nohara directed by Masayuki Takahashi manufactured by Segawa Farm
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