田植えの一週間くらい前から、苗を夜温に慣らします。
それまでは風が強い時や低温の時は、ハウスの中で一定の温度を保っているのですが
植えてから急に夜温にさらされると、苗が弱ってしまいます。
5月の半ばとは言え、そこは北海道。
最低気温が1度や2度の時もあり、その時の為に徐々に夜もハウスを開けて慣れさすのです。
その他に、当園では苗が小さいうちに15キロ程あるローラーで、苗を踏みます。
こうすることにより、苗にストレスがかかりエチレンが発生し、折れた部分を戻そうとする力が働きます。
ひょろひょろとした徒長苗になりにくく、太く短い苗になる効果があります。
大事に育てて抵抗もあったのですが、植えた後の痛み方を考えると
小さいうちに負荷をかけ、自然界に出た後も逞しく育つ為なのです。
かわいいが故の行動ですね。